引越しにおいて自宅訪問で見積もりをしてもらうのは大切で必要なことです。
なぜなら、見積もりをしてもらわないと正確な料金が出せませんし、無駄に大きなトラックをあてがわれて割高になることがあります。
(電話での受け答えでは、正確な荷物量が分かりません。必ず漏れが出ます。また、家具類のサイズも分からず、出せない・入らないのトラブルが起きます。)
それでも、『可能なら訪問見積もりはしたくない!』そんな方も多いと思いますので、まずは訪問見積もりなしの業者からチェックしていきましょう。
目次
訪問見積もりなしの業者はどこ?
現在は、LINEやzoomを使って、ご自宅の荷物量をチェックし訪問見積もりを行わない業者も増えてきています。
アート引越センターのZoom見積もり
Zoomアプリをインストールする必要はありますが、スマホ一台で見積もりは完了します。
オンライン見積もり当日に持っていく荷物を全てスマホのカメラで映していき、アートのスタッフが荷物をチェックしていき見積額が出されます。
キタザワ引越しセンターのビデオチャット見積もり
申し込みフォームからビデオチャット希望日を入力し、当日の10分前にメールが届きますので記載されたURLをクリックして見積もりを開始します。
撮影にはスマートフォンやタブレットを使用します。
当日の21時までなら予約が可能です。
アップル引越しセンターのオンライン見積もり
アップル引越しセンターは3つのオンラインツールに対応しています。
- LINE
- Zoom
- GoogleMeet
公式サイトから予約日を入れて当日に荷物を撮影しながら、要望や不安点などを解決していきます。
所要時間は30分程度で完了します。
訪問見積もりなしのメリット・デメリット
訪問見積もりなしのメリットは、対面での対応が必要ないの一言に尽きます。
コロナ過での感染を防ぐには人との接触を防ぐのが一番なので、今の時期うってつけの方法です。
一方でデメリットは、
素人が動画で撮る訳ですから、結果的に荷物量のチェックが甘く当日に追加作業が起きて当初の見積額より増えてしまう可能性がある点です。
また、部屋の間取りや家屋周辺の経路が確認できない為、荷物の搬入が出来ずに作業時間が遅れるもしくは、後日発送での追加料金の可能性も出てきます。
訪問見積もりをしないのは楽で簡単ですが、どうしても作業スタッフが現場を直接見ていない為、当日トラブルが起きることも把握しておきましょう。
『やっぱりアナログに見積もりスタッフに現場を直接見てもらいたい』という方は下記の訪問見積もりについてもチェックしていきましょう。
訪問見積もりで確認する事は?
訪問見積もりで確認する事は、大まかに6点
- 持っていく荷物の確認
- 処分する不用品の確認
- 作業開始時間の取り決め(午前便・午後便・フリー便の中で選択)
- 小物類の荷造りの確認(スタッフがやるかどうか)
- 梱包資材の無料配布の有無
- 大型家具など搬入経路の確認
以上が訪問見積もりで確認する事です。
掃除は必要
部屋が汚いのはNGです。なぜなら、スタッフは当日までに荷物の梱包が済ませられるかチェックしています。
当日までに終わらないと作業が遅れ、その次のご家庭にまで迷惑がかかるので高い料金を出して、断っても良いよという態度に出られます。
引越し業者も面倒な客とは関わりたくないので、床まで綺麗にピカピカにする必要はありませんが、ある程度の整理整頓は行っておきましょう!
1社あたりにかかる所要時間は?何社の見積もりが必要
1社あたりにかかる時間は、平均して20分~30分程度です。
見積もり行う業者数は、安くするためにせっかく比較するのですから4社程度は予約を入れておきましょう。
理想としては大手3社の中小1社です。大手は仕事を取るためにお互いに料金を下げてくれますし、中小は大手よりは安くしないといけないと思いさらに安くしてくれます。
結果として大手は中小には負けれないとさらに安くしてくれる可能性が高いためです。
無理な金額は、業者側からお断りされるので特に気にする必要はありません。
また、よくあるお茶出しも必要ありません。
スタッフは1日何件もの見積もりを抱えているので、お気遣いはご無用です。
お茶出しをするなら当日の作業スタッフにドリンク等を出してあげて下さい。
最後に、値引き交渉の方法についてもチェックしていきましょう。
値引き交渉の方法はこれ!
自宅見積もり時に出来るだけ安い見積もり料金を引き出すには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
一つは最初に出された見積書で即決しないという事です。
引っ越し業者は必ず最初は高めの見積書を提示してきます。
この見積書で決まればおいしい、と考えて割高の見積書を提示してくるのです。
すぐにその見積書で決めてはいけませんし、最初の値引きで決めてもなりません。
最初の値引きというのは元々高い料金から通常料金になっただけなので、依頼主にとってはお得な金額ではありません。
また、『即決価格ならこの価格で』という誘い文句もありますが、他社の料金も必ず見ておきましょう。
2回目の値引きは相場より少し安い料金が出てくるので狙い目です。
依頼主の個別の状況に合わせて2回目の値引きはギリギリのところまで業者は頑張ってくれます。
荷物の量をきちんと見て、ちょうど良いトラックの大きさを考えてくれたり、最少の人数で引っ越しが出来ないかなど真剣に値段を下げるための見積書を作ってくれるのです。
2回目の値引きをなかなかしてくれなさそうなら、他社の見積もりに言及して競合していることを伝えるのも良いでしょう。
すでに心の中では決めている本命の業者は一番最後に。
いくつかの業者による見積もりを事前に取っておけば、ある程度引越し相場を把握できているはずです。
そして、本命の業者は交渉をするときに、交渉の順番の一番最後に持ってくると良いでしょう。
他の業者の値段を本命の業者に伝えてそれより安くなるかどうか、もしくはそれに近い値段まで落とせるかを交渉することが出来ます。
もし値引きはこれ以上無理と言われたときにはオプションサービスを無料でつけてもらえないかどうか交渉してみましょう。
- 無料でもらえるダンボールの量を増やしてもらったり、
- 洗濯機の取り外しや取り付け、
- 不要品の処分、
- ベッドの解体組み立て、
- 細かいサービスを無料でしてもらえないか
などを遠慮せずに尋ねてみて下さい。
これらの交渉方法で引っ越し業者から最安値の見積もりを引き出しましょう。